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間違った民家再生工事<再掲示> [伝統構法]

以前書いた記事を再掲示します。

元ネタは大工さんの愚痴話
手がけているのは築120年程度の茅拭き農家。
現状茅拭きの上にトタン屋根が被さっています。
茅葺きなので小屋組は合掌作り。

さて、設計では茅を取り払って合掌を残し、
ガルバリウム鋼板にて屋根を葺き直す。
痛んだ柱でも雰囲気の良い物は残すと無茶ばかり。
現場をどう進めて安全な家にするか悩んでいるとの事。

問題点は、合掌造りを無理に残して鋼板屋根にすること。
合掌造りは茅拭きだから構造が持つものです。
茅を取り払った後の合掌の骨組みは華奢で持つとは思えない。
また、合掌の骨組みは鋼板の屋根が作れるほど精度が高くない。
大工は鋼板の屋根下地をどう造るか思案にくれています。
ま、それなりに作り上げるでしょうけど耐久性は悩ましい。

鋼板葺きにするなら桁から上小屋組は作り直しが正解です。
大工も可愛そうですが、一番大変なのはお施主様です。

宮大工が造る家の現場へ [伝統構法]

日曜日は伊勢原の宮大工、内田さんの現場を訪問してきました。
RIMG1073.JPG
建て主さんのご厚意により土曜日・日曜日と現場見学会を開催し陣中見舞いに行ってきました。
前回、4月のミーティングの時よりだいぶ進んで、断熱材や外壁の下地など手がけていました。
連休前に雨対策を終えていたそうで、こういう手際の良さはさすがです。
見学の方も結構見えていました。こういう見学会の不思議は、見学者が重なることです。
たいてい、2・3組同時にいらっしゃいます。(^_^;)手が足りなくなったのでちょっとお手伝いしました。
そのままおわるまで、というか、おわってからのお疲れ様の飲み会までおじゃましていました。

後で聞いたら、両日で33組の方が見学されました。
このご縁から一軒でも多く宮大工が造る家が増えることを願います。
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新潟の工務店にパネル展示 [伝統構法]

新潟市にある株式会社 栗田工務店に当事務所の作品パネルが展示されました。
新潟市にて伝統構法の家づくり民家再生をお考えでしたら是非栗田工務店にご相談下さい。
当事務所の設計ノウハウと栗田工務店の技術を生かして誠意を持って対応いたします。

株式会社 栗田工務店 http://www.kurita-k.jp/

八戸の工務店にパネル展示 [伝統構法]

青森県八戸市にある株式会社田名部組に当事務所の作品パネルが展示してあります。
八戸市にて伝統構法の家づくり民家再生をお考えでしたら是非田名部組にご相談下さい。
当事務所の設計ノウハウと田名部組の技術を生かして誠意を持って対応いたします。

株式会社田名部組
http://www.tanabugumi.co.jp/index.html

伝統構法の家づくりを2000万円で [伝統構法]

製材設備を持つ工務店との新規事業です。
製材経費・流通コストを抑えて建てることが出来ます。
長期優良住宅の基準に適合できる伝統構法の家づくりです。
省エネ性能も高いのでエコポイントも使えます。

(坪単価65万円~ ※土壁伝統構法75万~)
事業区域:関西圏・中京圏・北陸・信州・東京圏-【新築、民家再生】

事業立ち上げなので当面数に限りがあります。
是非お問い合わせ下さい。

筑波にて伝統構法の実験 [伝統構法]

先月に続き、筑波の建築研究所での伝統的構法の実験に行ってきました。今回も昨年で行われた振動実験の試験体と同じ木組みで実験です。昨年の実験も2種類行っていて今回もそれに習っています。
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伝統構法は地域ごとに多様な作り方があるので、
こうやって何種類か実験をして検討を進めています。
ま、それでも多様な種類すべて纏めるにはまだまだ。。。
今回で終わらずにもっと継続して貰わないと困りますが。

今回も油圧で横方向の力を掛けて無理矢理引き曲げました。
ぱっと見た目、前回と同じような壊れ方ですが。
細かく見ると違う造りの個性が出ています。
実際に壊れ方が違うことを実感出るのは貴重でした。

伝統的木造設計法実大振動実験 [伝統構法]

12月4日に再度振動実験が行われました。
前回は関東型といい埼玉の土を使った土壁です。
いわゆる荒木田を使っています。
今回は関西型で京都の土を使っています。

実験の結果は土壁の一部崩落はありましたが、
倒壊せず実験後もちゃんと建っています。
友人から送ってもらった写真を送ってもらいました。
1204

一階部分の壁の損傷が目立ちますが、
私が見学した関東型と似た感じです。
http://syotaku.cocolog-nifty.com/jyujyo_nikki/2008/11/post-aef0-1.html

実験の解析はこれから。
どの様なデータが出てくるか興味深いです。

伝統構法の会 ご案内 [伝統構法]

役員を務めています伝統構法の会が2月8日に内閣府より特定非営利法人の認証を受け全国的に活動を広めることとなりました。

当会は「伝統工法」として技術の継承をされてきた日本独特の木造技術を工学的に検証し「伝統構法」へ昇華し真に正しい技術を次世代に継承することを目的とします。

全国には地域独特の多種多様な技法がありそれぞれ歴史の中で改良を加え現在にいたっています。この多種多様な発展が「伝統構法」の特徴であり、広く情報が伝わる現代こそ多様な技術を尊重しそのすべてを科学的に検証し次世代に継承させるべきと考え地域への取り組みを今度進めて参ります。

すでに建築学会の伝統的木造の設計法および実証実験検討小委員会への参画し、伝統構法を実践する上で簡易な構造計算の確立、仕様規定策定に関わっています。また、予算の目処が立ち次第独自に実証実験を行う予定でいます。設計について講習会も予定しています。

各地にて「伝統構法」に関わる職人・建築士・工務店経営者・学識研究者が一同に集まり、現在途絶えようとしている「伝統構法」を全員で支える活動を目指します。多くの皆様がこの趣旨に賛同し当会に参加されることを願います。

会について気軽にお問い合せ下さい。

伝統構法について [伝統構法]

伝統構法について、解りやすく纏めてみました。
まだまだ解りにくい点があるので今後も手直ししていきますが、
β版としてWEBに掲載しましたのでご笑覧ください。
感想など頂けると勉強になります。

http://homepage2.nifty.com/syotaku/syokai01.html
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